仕事のやりがい

Vol.0042015.01
「熱川温泉病院の言語聴覚士として、
リハビリの手ごたえを感じて」
職種:
言語聴覚士
勤続年数:
9ヵ月

私は、以前は介護老人保健施設にて相談員をしていましたが、祖母が脳卒中になり、その後遺症で嚥下障害になったことがきっかけで言語聴覚士を目指し、2014年4月から熱川温泉病院の一員として働いています。

私が担当することになったある患者さんは経管栄養の方で、気管切開のため声も出せないような状態からのスタートでした。患者さんと発声練習や水分の摂取訓練を続けていくと、徐々に頷き、首ふりの反応や笑顔が増え、飲み込みも少しずつ改善されていきました。そしてついに、病棟や栄養科の協力もあり、お昼を口から食べることが実現できました。その姿を見られたときには自分がリハビリを続けてきたことが形となって実を結んだように思われ、本当に嬉しく感じました。また、最近では「おはよう」など声を出すこともできるようになってきており、一層手ごたえを感じる毎日です。

患者さんの治療に直接関わり、患者さんの機能が回復している実感があることで、相談員として仕事をしていた頃よりもやりがいを感じています。言語聴覚士としてはまだ1年目ですが、これからもっと多くの経験を積んで、患者さんと一緒に喜びを感じていきたいと思います。