元々は熱川温泉病院で事務をしていましたが、もっと直接患者さんと関わっていきたいという思いから、奨学金制度を利用して看護師を目指すことを決意しました。平成26年4月に晴れて看護師として就職し、また新たな気持ちで療養病棟での仕事に取り組んでいます。かつては事務職と言う立場から、自分にできることが少なくもどかしく感じていたこともありましたが、実際に看護師となった今、医師や他の病棟職員たちと一丸となって直接患者さんと接していけることに充実感を感じています。

先日、朝の訪室の際に患者さんが40℃近い熱を出していることに気が付いたことがありました。その際も連絡を受けた医師がすぐに駆けつけて下さり、病棟スタッフたちも集まって患者さんの処置にあたってくれました。私一人ではどうにもならなかったことだと思いますが、そのような状況でもチームがひとつになって医療・看護を行うことで患者さんの苦痛を緩和できることを学ぶと同時に、そうしたチームがここにあると心強さを感じました。

また、この1年の間に、患者さんが亡くなる場面に立ち会うことも何度かありました。そうした中で、その方の人生の一番最後に私たちが関わるということの重さ、責任がある仕事をしているんだということを深く考えさせられました。

看護師としてまだまだ学ぶことがたくさんありますが、医療職としての責任をしっかりと果たせる看護師を目指して頑張ってまいります。