仕事のやりがい

Vol.121
2025.07
言語聴覚士
勤続年数: 4年3カ月

リハビリへのモチベーションアップに繋がるように

リハビリへの意欲が低かった患者さんから笑顔や発語を引き出せたとき、私は言語聴覚士としてのやりがいを強く感じます。入院される患者さんの中には、「何で入院しなくちゃいけないの」「こんなことをやっても仕方がない」と気持ちが落ち込み、リハビリに消極的な方も少なくありません。そんな患者さんに対して、まずは丁寧にお話を伺い、今の不安や思いを受け止めることから関わりを始めます。そして、リハビリを行う目的や、日常生活にどう結びついていくのかをわかりやすく伝えるよう心がけています。そして、関わりを重ねるうちに、患者さんの表情や言葉に少しずつ変化が表れ、「今日はこんなことができた」「もう少し頑張ってみようかな」といった前向きな発言が聞かれるようになると、私自身も大きな喜びを感じます。その小さな変化の積み重ねが、患者さんにとっての大きな一歩となり、リハビリに前向きに取り組む姿勢へとつながっていきます。今後も、患者さんに丁寧に接しながらリハビリを行って、少しでも回復して笑顔になって頂けるよう日々の業務に励んで行きたいと思います。